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油絵の技法ほか [世界]

 

アルノルフィーニ夫妻の肖像

ヤン・ファン・エイク 1434年

油絵 ロンドン ナショナルギャラリー

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油絵は顔料を油と混ぜて板やカンヴァスに描いた技法ですが、薄く溶いた油絵具を重ねていくことで素材の持つ質感などもリアルに表現できる迫真の写実も可能です。

物質的な質感にとどまらず、室内を照らす光や空気も見事に描かれているものが多数あります。

一方、厚塗りで迫力満点の印象的な作品も多数存在しているのはご存知かと思います。

15世紀頃の顔料は、テンペラ同様に鉱物性のものが多く、メデウムとしては植物の種子から採る乾性油が使われていました。(乾性油は亜麻仁油、クルミ油、ケシ油などが用いられていました。)

サポートの役割はもっぱら板であり、表面にジェッソで滑らかな白の地塗りが施されていました。

それに線描の下絵を描いて、グラッシという薄く透明な絵の具層の重ね塗りです。

グラッシを重ねることで、深みのある独特の陰影や光との対比を表現できるようになります。

油絵は、ゆっくりと乾かせるように絵の具を画面上で混ぜたりぼかしたりすることが出来ます。

多少ミスがあっても、修正がしやすい利点があったのです。

テンペラと比較すると、写実描写により適した材料あったというわけです。

15世紀後半には、フランドルの油絵技法がイタリアにも伝えられて16世紀ヴェネツィアで油絵の新たな可能性が開発されたのです。

厚塗り(インパスト)は、フレスコにもテンペラにもない油絵特有のものでした。

厚塗りは画面修正がしやすいため下がきなしに、いきなり絵の具で描くアラ・プリマが 登場しました。

ですから、現代でも主流となる油絵特有のこの技法は、16世紀のヴェネツィア生まれということになります。

 

ラ・グルヌイエールの水浴

クロード・モネ  1869年  油絵 カンヴァス

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今日も存在するチューブ入りの絵の具と穂先が平らな筆という新しい画材は、屋外でのスケッチを可能にしています。

水面の反射像がまるで本物のような透明度を高めています。

 

 

 

 


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