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額縁の存在 [世界]

 

聖母子と聖人たち

ドゥッチオ 1315年 卵テンペラ ロンドンナショナルギャラリー

金箔は、金貨を打ちのばしてつくられたものです。後光の部分が繊細な模様が刻まれています。

金色のバック、色調のコントラストが絶妙な、大変高価な個人用祭壇画です。

 

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絵の存在感に比べると、額縁は忘れがちな存在ですが、、

額縁は、補強効果だけでなく、周囲の空間から切り離して自己完結させるような大切な役目も秘めています。

額縁が見られるようになった中世後期には、絵とセットになっていました。

額縁部分も画家がデザインして、指物師が制作し、その後、下地や金箔、絵を描くという流れがあったようです。

プロの職人がつくり、板絵やカンヴァス画に後づけの現在の額縁は、ルネサンス期につくられました。

絵画を描いた作者が額縁デザインを手がけるのは、19世紀に再び見られるようになったといいます。

フリードリッヒの「山上の十字架」が典型的な例です。

家庭用祭壇とは思えぬほどの豪華で凝視してしまうという風景画です。

実際は、自然と神が共有しているかのような大変ロマン溢れる作品となっています。

画家本人がこだわったのは、伝統的な祭壇画のようなアーチ型の額縁と、キリスト教的な宗教画を漂わせたかったようです。

 

山上の十字架(テッチェン祭壇画)

カスパー・ダウィット・フリードリッヒ 1808年 油絵 カンヴァス

ドレスデン(ドイツ)  州立近現代絵画館

 

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